日本炒飯協会のぺーいちがゆく!昔ながらの食堂と町中華を求めて!

「炒飯で人類を腹一杯幸せにする」をスローガンに掲げている日本炒飯協会町中華合力部統括部長のぺーいちです。2019年から協会にジョインし、炒民として小さく活動しています。このコロナ禍で、ブログ活動もしばらく自粛しておりましたが、2022年からは日本炒飯協会を中心に活動を再開いたします。 ただし、当初目的としていた「町中華」に対する想いも強いため、チャーハン縛りにならない情報もアップをしていくと思います。とにかくいろんな形で表現していこうかと思いますのでご支援のほどよろしくお願いしまーす。

【虹色こまち1】木更津 木村屋食堂はなぜ繁盛しているのか?

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この度、虹色こまちさんからご依頼を頂き以下の記事を書かせて頂きましたので紹介させて頂きます。

千葉県のおでかけ・観光・イベントメディア|虹色こまち|

 

はじめまして。ぺーいちです。

関東各地の町中華をはじめ、食堂巡りが趣味です。

最近は千葉のあちこちを散歩するのが楽しみでついでに食事巡りをしています。

 

虹色こまち第1回目は昔ながらの佇まいを残すお店 木更津駅 徒歩7分前後のところにある木村屋食堂を紹介します。

 

と、その前に。

まずは木更津駅をおさらいしたいです。

僕は休日もっぱら車の移動なのですが、この日は初めて木更津駅を電車で降りてみました。そして驚いた。木更津の印象は(僕の勝手なイメージで恐縮ですが)アウトレットか潮干狩りくらいしかなかったのですが、本当にそうでした。。(^ ^;)

土曜のお昼時なのに駅前は閑散としており爺婆子どもたちがたむろする街でした。

都市開発が進んでいるのはアクアライン近隣のみに集中してて、木更津駅までは少し離れていることもあってか、観光エリアから取り残されていた。

 

結局地方の都市開発は電車よりも車社会。だから民間企業もなかなか駅周辺で開発を行おうとしない!?そのためか、自ずと駅前にはチェーン店は入らず、街の食堂だけが残る仕組みになっているのだ。もちろん地元民もそれら食堂に愛着がある分、地方都市の駅周辺には食堂や町中華が多いのではと言う事にも気がつく。

駅前よりも国道の方が知っている名前のお店を見かける。駅前で知っている店はデイリー山崎とダイソーのみだ。結局爺婆子どもでもお金を落としてくれる様な企業じゃないとチェーン店ですら勝ち目はないって事なんだろう。その結果地元に根付いた食堂だけが残るのだ。

まぁ地元民の憩いの場という感は否めないがそっちの方がむしろ落ち着く。

休日くらいはこのくらいの非日常の場所とお店を味わいたいものだ。

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見ての通り、駅前を始め、通路のいたるところにの石像が地蔵のようにいるのだけど。

"ぶんぶくちゃがま"で有名な證誠寺(しょうじょうじ)が木更津駅から10分足らずのところにあることから、街をあげてのPRをしているみたい。

細かいことはわからないけど。

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駅前のデパートも地元感半端ねぇーって感じです。

でも何故だかすごく安心するんですよね。都会のオアシスには無い感じ。汚れを知らない感じ。国際色豊かじゃない感じ。昭和感は否めないです。

その雰囲気がたまらないので最近はここに来ることが多いのかも知れない。

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聞いた事のない「狸のマークをしたバーベキュー弁当」これは木更津市内に数店舗ありました。ローカルなチェーン店なのでしょうか。店の中を覗きましたが国産米と国産豚を使った普通の弁当だけど600円弱。狸は弁当と全く関係ないみたいですが美味そうですし、地元では人気みたいで結構人が入っていました。

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駅から木村屋食堂までは周りに寺院がたくさんありますが静かです。

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ようやく見えてきた、目的地の木村屋食堂。

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どこからみても素敵そうなお店としか思えない!!

(車でも大歓迎!店の前に2台ほど専用駐車場があるよ)

こういうローカルの店って何が素敵かって、行列とか見かけないところ。

こんな素敵な雰囲気を何故皆はほっておくのか?僕には信じられない。

思わずウズウズしてどんな店なのか?絶対に入りたくなるものだ。


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ショーケースも自分好みの内容が充実♡

町中華をしっかりと体現している。

外からもチャーハンであろうか?鍋を振る音が聞こえて来る。萌え萌えキュンキュン♡

正にこれだ。この雰囲気だ!!

暖簾の位置も低く、誰もが潜る高さにあるものだからついついその暖簾を潜って店の中を覗いてみたくなる。そんな小粋な演出が随所に見受けられるあたりがなんともグーだ。

そしてお腹もグー。そして頭はパー。。

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さてさて、いざいざぁ、と暖簾をくぐると・・・

店内には席いっぱいに人が座っていた。

おおお!!!こんな辺鄙なところでも人は集まるんだ!?やっぱり俺の目には狂いはなかったww。いや。やっぱりみんな好きなんじゃーん♡と心でつぶやきながら

「二人ですけど大丈夫?」的なピースサインでホールのおばちゃんに合図する。

「相席で良い?」と言われ通される。

この手の店ではもちろん当たり前の光景だ。

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さて、何を食べよう。。と口にはするが

心の中では入店前から鍋を振る音を聞いていたのでチャーハンの口になっている。。

でも、他に新たな発見があるのでは?町中華ならではの発見を求めて、いざメニューと看板メニューを確認。。

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おばちゃんが「今日の定食はこちらよ。」と

カウンター横にあるホワイトボードに書かれた内容を指差した。 

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千葉の内房と言ったらアジフライも人気だ。

ここはアジフライの有名店ではないがそれだからまた気になる。

一緒に居た相方もホワイドボードのメニューが気になるらしく、生姜焼き定食が食べたいと言う。むむぅ。アジフライじゃなかったか。。

そうなると、チャーハンをとるか、アジフライ定食をとるか。。迷うぅ。。

 

 

・・・そして悩みに悩んで決断した答えが

炒飯withアジフライ単品 だった。

いろいろ迷った後は、しばし店内を鑑賞しながらのご歓談だ。

 

店内にはいくつかのサインがある。蛭子能収のサインが何故か2枚あった。

結構芸能人がやって来るのだろう。

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そして、店内は年輩客が多い。それこそ60代以上の方も多いのだ。

まさにインスタやSNSに流されない族が好む場。それは常連客が多い証。写真を撮るわけでもなくただメシを食うためだけに来ると言う日常の1つにある事。それだけで繁盛し続けているという事を物語っている。と思いながら、めいいっぱいこの場の雰囲気を楽しむのであった。

 

 

まず、到着したのがアジフライだ。

小ぶりだがふっくらしていて尻尾までペロリと食べられる。2枚じゃ足りなかった。と思いながら、チャーハンを待つ。
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続いて相方の生姜焼き定食も実に旨そうだ。

ついつい1つ2つと肉をつまみ食い。ご飯が欲しくなるぅぅ。。

このアジ濃いめなやつは正真正銘の悪魔だ。

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そして待ちに待ったチャーハンの到着。

シンプルイズベスト。ここのチャーハン。実家の味に似ている。もっというと、福岡の多津田食堂で食べた焼きめしになんとなく似ている。

ボリュームはないものの味付けは純和風。

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ぺろっと完食。
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そしてそしてだ。スープがめっちゃうまい。これはたぶんラーメンとの合わせ技がベストマッチに違いない。

次回はそうしようと心に誓ったのであった。

ごちそうさまでした★