去年の福岡出張で気になっていたことがあった。
それは、博多界隈のどの町中華へ足を運んでみても
「チャーハン」ではなく「焼めし」と称しており
「おお!博多は焼めし文化なんだ!?」と感じることがあった。
それまではそんなこと、どうでもいい話。
と思って気にも留めていなかった。
その時に改めて地方は地方で文化が根付いているんだ。まだまだ勉強不足だなぁと。
まぁどうでもいいことが頭の片隅にあったのだ。。
それをずっと気にかけていて、
今度福岡に行ったらもっと体験してみようと思ったんだけど
晴れてそれを確かめるべく福岡長崎旅行が現実のものとなった。
しかも、個人的な調査も兼ねてこの目で確認できるとなったらテンションはあがりまくり!!!
なぜ、博多は「焼めし」と呼ぶのか?
なぜ、炒めるではなく、焼くのか?
炒めるも焼くも変わりはせんでしょ!?
って思っていた。
今回は福岡と長崎だけだし、巡った店数も実態調査としてはデータが少ないが
自分なりに思うことを確かめに、まだ行ったことのない各店舗を巡ってみた。
巡ってみたものの、まだまだ情報としては正確なものではなく不完全なものだ。
直接店の方にも聞けていない。
あくまでも傾向と状態を把握するものである。
きっと名古屋や神戸、広島、大阪などの文化も
若干違う認識のもと焼めしと称しているはずだ。
福岡と長崎を巡る事である一つの解が見えてくる。
※これはあくまでも個人的な見解だ。
その前にチャーハンをおさらいする。
チャーハン(炒飯)は、炊きあがった米飯を様々な具材と共に油で炒めた料理である。
炒飯を中国語風に読んだものであろう。 普通話では、chǎofànであり「チャオファン」、「炒」を「チャー」と発音するのは閩南語等、福建方言であり台湾語も同様。「 飯」を「ハン」と発音するのは日本語の音読み。
Wikipediaから一部抜粋
そして、僕が体験し感じた
ヤキメシ(焼めし)とは
さまざまな諸説はあるが…
日本では炒めるのではなく、焼くのが主流だ。
炒めると言う文化は中国から来ている。
また、本来ならばフライパンを使用せず
鉄板で焼きを入れるのが正しい。
なので焼きそば文化に近い気がする。
屋台文化の福岡では、今ではおでんやホルモン、焼ラーメンが主流になっているが、これは想像だが屋台の鉄板でめしを焼いて食べたのが文化の始まりなのではないか?と想像する。
ただし、九州のどこの店も「焼めし」とメニューには書いてあるが、鉄板を使う町中華など存在はしない。
具材で目立つのは
焼めしはチャーシューではなく
豚こまを使用している事が多い。
そして、具材は必ず細かく刻んだものを入れる。
大半の店ではかまぼこ・ナルトが入っている。
ネギ派と玉ねぎ派にも分かれるが一概に答えはない。
恐らく各店舗でメインディッシュとなる食材に合わせて炒飯・焼飯を作るわけだから微妙に味と価格が異なるのは当然のことだ。
それを考えたら、そもそも定義できないものなんだと感じているもののだいたいの感覚と傾向は導きたいなと思うのだ。
しかし、まだその解答が導けるほど
チャーハンと焼めしを食べ歩けていないことに気づいた。
私のインスタには
日々のチャーハン欲求を満たすべく巡礼をしている。
まだ、行脚して間もないが、
いつか悟りが開けたらか?気が向いたら?
またその時にこの話をしたいと思う。